<原料探訪シリーズ>その3:本みりん③

(前回から続く)
工場見学から戻ると、みりんとみりんカスを試食しました。
澄んだ琥珀色の液体はそのまま飲んだら、なんとおいしい甘いお酒なんでしょう!
炭酸で割って飲んだらグイグイいけちゃいそうです。カロリー心配ですが・・・
また、みりんカスは甘いお菓子のよう。
文右衛門蔵では「九重櫻(ここのえざくら)」という本みりんを使用しています。原料は全て国産、焼酎はアルコール度40%の米焼酎です。その名の通り、九重櫻という桜から名前がついたそうです。http://www.kokonoe.co.jp/meet/prize.html
再度、お話をうかがいました。
「苦労することですか。やはり大昔からある調味料なので、いかに『同じものを同じ味』で作り続けていくかということですね。」
「四季のある日本ですから温度・湿度は一定ではありませんし、原料の米の品質も毎回違う。これを最終的にいつも同じ味になるようにするには職人の経験と勘がものを言います。」
そうそう、弊社もそうです。だいぶコンピューター化が進んだところもありますが最後は「人」なのです。
「今は25年以上のベテラン社員がいますが後任の育成が大切です。口で言うのは簡単ですが何故そのことをやるのか理解させるには時間がかかります。」
いくら技術・機械が進歩しても、最終的には人間の官能・感覚が大切なのですね。
「嬉しいことは、お客様からご指名でご注文いただくことです。またお手紙などで感想をいただくことが何よりですね。有名な料理店やお蕎麦屋さんでもお使いいただいていることもそうです。」
日本食にみりんは欠かせません。でも最近は洋菓子にも使えるとか。そう、いろいろなリキュールと同じですよね。
伝統調味料のルネッサンスです!
http://www.kokonoe.co.jp/recipe/desert.html
今回、同じ醸造を生業とする会社して、終始共感できるお話をたくさんいただきました。温故知新の取材旅行となりました。
ーーー本みりん編は終わりですーーー
(次回は鰹節の予定です)